ISCOインダストリーズのあゆみ

ISCOインダストリーズは、1962年に「イリゲーション・サプライ・カンパニー」として誕生しました。創始者のジム・カーチドーファーSr.が、会社を設立したのは、ケンタッキー州のルイビルにある父親の工具店と同じ場所。当時彼は、カーチドーファー・イリゲーション・カンパニーという請負業者を所有し、経営していました。カーチドーファー・イリゲーション・カンパニーは、ゴルフ場を専門に、最初の自動灌水設備をケンタッキー州に設立します。1970年代初頭になると、多様化の必要性を感じたカーチドーファーが、公益事業に参入し、ISCOの名で事業を展開します。

ISCOに新たな機会をもたらしたHDPE
1975年、カーチドーファーにフィリップス・ペトロリアム社から引き合いが入りました。それは、高密度ポリエチレン(HDPE)管の「ドリスコパイプ」という新製品を公益事業に流通させるための依頼でした。カーチドーファーは、これをきっかけに、ドリスコパイプが下水のスリップライニングや下水道圧送管路、送水管の河川埋設といった用途に活用できるのではないかと考えました。ドリスコパイプの販売に応じ、同年にはマッケロイ・フュージョン・イクイップメント社の代理店にもなりました。ISCOはドリスコパイプとともに、大きな成功を遂げました。カーチドーファーは、フィリップスのドリスコパイプ現場担当者、ジム・フレッチャーと共に、土木業者に何度も足を運び、この製品が持つ独自のメリットを訴えます。

そして1980年、ISCOに重大な変化が訪れました。ドリスコパイプの生産ラインが、事業を大きく変化させたのです。灌水設備が引き続き安定を見せる中、カーチドーファーは、典型的な公共事業で使われる製品から徐々に撤退する決定をし、ジム・フレッチャーをドリスコパイプ専門の営業担当として迎えました。ISCOは工業市場に営業を展開し、HDPE接合器具の製作工場を増設します。

1980年代には、海外初の事業として、サウジアラビアの岩塩坑に配管を供給しました。ISCO製品の需要は高まります。カーチドーファーはさらに事業を多様化し、18ホールの公共ゴルフコースを建設しました。これが後に、半径160kmのエリアにまたがる4つの公共コースへと成長します。

1990年代には、需要拡大に応えるため、ミズーリ州の企業を買収し、その一環として、カナダと米国におけるスナップタイト(Snap-Tite®)の特許も取得します。スナップタイトは、劣化した高速道路の排水溝のスリップライニングに、まさに適した製品でした。

ファミリービジネス
90年代初頭になると、急成長を遂げていた同社に、ジム・カーチドーファーの息子であるジミーとマークが加わります。その後1995年1月になると、息子のジミー・カーチドーファーJr.がISCOの統括マネージャーとなり、やがてCEOに就任します。そして現在は、ISCOインダストリーズの取締役社長となっています。また1998年、マーク・カーチドーファーが運営責任者となり、やがて最高執行責任者に就任します。その彼も、今は共同取締役社長となっています。ビンス・タイラはISOインダストリーズの社長兼CEOを務めています。

成長
1992年、ISCOはマッケロイの65インチ融着裝置を購入します。これは当時、可動融着裝置としては米国最大のものでした。需要に応えるため、ISCOはさらに大きなHDPE製作工場をルイビルに建設しました。1990年代後半には、サウスカロライナ州に製造施設を建設し、ミシガン州に新たな流通の拠点を置くなどの展開があり、両エリアでのさらなる顧客のニーズに備えます。

1999年初頭、同社は正式にISCOインダストリーズLLCに改名しました。南東部への拡大を図るため、ISCOはアラバマ州に拠点を置くドリスコパイプとマッケロイの代理店、フルイド・コントロールズ社を買収します。

同社の買収により、ISCOは米国最大のHDPE配管製品販売業者としての地位を確立させました。ISCOはアラバマ州に流通施設をオープンさせ、テネシー州、ジョージア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、フロリダ北部にも販売の拠点を置きました。

1999年には、接合器具の製作にFactory Mutual (FM)規格認定を取得し、特許を取得したバットレスロック(Buttress-Loc)配管システムを購入するなどの業績を上げました。

ミレニアムとともにさらなる成長へ
2000年、ISCOは西海岸にスナップタイト(Snap-Tite®)の製品ラインを拡大し、同製品の新たな生産拠点をカリフォルニア州に設立します。当時ISCOはサウスカロライナ州とアラバマ州での販売拠点を増強し、事業拡大にも応えました。

2001年1月、ISCOはUSフィルター社からファイヤー・インダストリアル・パイプ・カンパニーを買収します。ファイヤー社は、フロリダでHDPE管の製作販売を行っていました。ファイヤー社が加わったことにより、ISCOはさらなる製作能力と大規模なフロリダ市場における設備、融着装置の増大、フロリダ州での確固たる評判、そしてHDPE配管業界で長年の経験を有する優秀なプロ人材を手に入れます。

ISCOは顧客の需要に応えて、シカゴ近郊に1か所、オクラホマ州に1か所(クーパー・ホールセール社の買収を通じて)、セントルイス近郊(ポリファブ社の買収)、ヒューストン(マスケルロビンズの前支社)、コロラド州に販売設備を拡大しました。また、カリフォルニア州とワシントン州ポートランド周辺に拠点を有するナショナル・ウォーターワークス社(旧USフィルター・ディストリビューション)を買収しました。

ISCOの真価が認められる
ISCOは12年にわたり、ビジネス・ファースト誌が選ぶ「ルイビルエリアで急成長を遂げる50社」に選ばれてきました。具体的には2002年は16位、2003年は35位、2004年は31位、2005年は7位、2006年は13位、2007年は11位、2008年は40位、2009年は37位、2012年は38位、2013年は44位、2014年は48位、2015年は35位に輝きます。

また、数年間連続でケンタッキー州における「最高の職場」にランクインしました。

2004年6月には、アーンスト・アンド・ヤング社より、「アントレプレナ[DS1] ー・オブ・ザイヤー」に選ばれます。また、ケンタッキー州とオハイオ州南部の製造部門賞を受賞しました。

大統領の名誉
2004年2月初頭、ISCOはホワイトハウスから非常に重要な電話を受けました。当時のジョージ・W・ブッシュ大統領と経済について議論するという企画でした。大統領が到着し、ステージに上がりました。その後ろにはISCOの従業員60名以上が着席しています。ジェームズ・カーチドーファーSr.が大統領を迎え、続いて大統領が、政府の経済政策の恩恵もあって実現したISCOの安定成長と、ここ数年の成功を称えました。

続く拡大
大統領の2月の訪問を受けて間もなく、ISCOはアリゾナ州とユタ州にあるマスケルロビンズ2支社を買収します。

さらに全米、そしてカナダ、オーストラリアにも新たな拠点と流通設備をオープンさせ、拡大を続けます。

また、ルイビル市街にあった14年来の製作施設を、ルイビル南西のインダストリアルパーク、リバーポートに移しました。新たな施設は、以前の設備の5倍の規模を誇り、さらなる製作と保管、出荷が可能になりました。

また、ダラス・フォートワースエリアにある4万㎡の敷地に、930㎡の施設を有するフレイザー・マイニング・アンド・インダストリアル・サプライ社を2007年3月に買収しました。

2009年1月、ISCOはオハイオ州のライト・ウォーター・アンド・ウェイスト社を買収しました。これにより、製品のさらなる多様化が実現します。

2010年2月、ISCOはウェストバージニア州に新たな流通拠点をオープンさせます。5100㎡の敷地は、現在もISCOで最大規模を誇ります。2010年4月、ISCOはヒューストンの事業所増強を完了させました。

それ以来、アリゾナ州キングマン、ニューヨーク州ホースヘッズ、カリフォルニア州サンバーナーディーノ、ノースダコタ州ウィリストンに事業所をオープンさせます。また南米とアジアなど、世界にも拠点を拡大しました。現在ISCOは、世界7か国40か所で事業を展開しています。

2015年、ISCOはミネソタ州ヒビングにあるノース・マイニング・カンパニーを買収し、アイアンレンジの地元鉱業製品・機器企業と共にポリエチレン管ソリューションの提供に乗り出します。

ESOP
2013年1月、ISCOは従業員持株制度(ESOP)への移行を発表しました。

新たに国際本部を設置
企業の拡大に伴い、企業の本社が集まるハイランズで長年活用されてきた建物では、ニーズに応えられなくなりました。2015年後半、ISCOインダストリーズは国際本部を、同社が誕生したバクスター・アベニューから、ルイビル市街に移動します。ウィザースプーン・ストリートのプレスビテリアンセンターの2階に確保した2800㎡を越える新たなスペースは、さらなる拡大とサービスの向上を実現する機会を与えてくれました。

家族経営の工具店として慎ましくスタートしたISCOは、年月をかけて大きな成長を遂げました。今日ISCOは、ケンタッキー州ルイビルにある創業地に本部を置く、配管のトータルソリューション・プロバイダーとして、HDPE配管製品を世界規模でリードしながら、さまざまな業界と用途に向けて、配管ソリューションの新分野拡大に努めています。

Best Places to Work 2015

Best Places to Work 2013

50 Years

Best Places to Work 2012

Best Places to Work 2014